言い伝えは本当? 2014年8月 摩周湖 阿寒湖
私は単身赴任のこの4年間で摩周湖に2回行ったが、2回とも風もなくすごくいい天気で湖面が鏡のようになり、周辺の山や空の雲が湖面に映っている。透明度はバイカル湖に次いで世界第2位だそうだ。
「霧の摩周湖」と言う歌があるくらい摩周湖は霧に覆われている方が多い。むしろそれが普通で逆に霧のない天気のいい日に摩周湖に行くとあまり良い言い伝えがない。「貧乏になる」「出世出来ない」「未婚者は婚期が遅れる」等……、もしかして結構当たっているかな?
阿寒湖周辺はホテルが多く観光地化されている。そのせいもあり生活排水が湖に流れ込み水質の悪化が問題となっていると地元の方から聞いた。阿寒湖と言えば「マリモ」だが、今は阿寒湖の北側のごく一部の限られたエリアでしか生息しておらず、その場所は立ち入り禁止区域となっていて一般の人は見ることが出来ない。我々は観光船に乗り阿寒湖に浮かぶチュウルイ島に上陸し「マリモ展示観察センター」で水槽に入ったマリモを寂しく見た……。
折角阿寒湖まで来たのにがっかり、これじゃあJR釧路駅改札付近にあるマリモの入った水槽と大差ないじゃないか。それでも我々はお土産屋さんでマリモの瓶詰とマリモのエサ?(マリモって藻だから植物なのに、エサって何だろう……)を買った。人工的に作られたとわかっていても「可愛い!」ということで買うこととなる。