俳句・短歌 四季 2022.07.02 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第113回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 目の前に燕つばめ一羽が飛んで来て翼つばさ羽ばたき広げて過ぎた 暑しょ気温にスーパー店のオーシャンで 夏物揃えズック買い替え 丸い花朱色と黄色隣り合い美びに咲き誇る太陽の様
小説 『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』 【第5回】 月川 みのり 目を閉じると、柔らかくて温かいキス…膝が折れそうになった私を彼が支えてくれて「ずっと、こうしたかった」と囁かれ… 【前回記事を読む】あの夜から3日、触れられた温もりがまだ消えない…意識して目も合わせられないけど、実は彼の“サイン”に気づいていた常連客の一件をきっかけに、よし子は1冊のノートを作った。100円ショップで買った大学ノート。表紙に「お客様帳」と書いた。ページごとにお客様の名前、好み、苦手なもの、前回の会話の内容、お子さんやお孫さんの話。気づいたことは何でも記録した。節子が覗き込んで「何それ」と言っ…
小説 『あした会社がなくなっても』 【第3回】 桐生 稔 「パワハラ」「コンプラ」という言葉すら存在しない時代、“働きすぎ”なんて当たり前。売上しか眼中にない連中ばかりだった。 【前回の記事を読む】上は東大・下は中卒。ベンチャー企業は、実力がすべての会社だった。その証拠として、若手社員の名刺には——続けて、竜崎が教えてくれた。「売上を上げるためには、まずは隅から隅までしらみつぶしに飛び込み営業をするわけ。そしたら何社かうちのサービスに興味を持つ会社があるわけよ。で、即契約を結ぶわけ。契約したら、今度はその会社から紹介をもらう。こうやって月100件契約が取れることだってあ…