俳句・短歌 四季 2022.06.25 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第112回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 あちこちに視線を止めて愛おしく 咲くを見い出す桃色の花 繁茂して水路の小川細くする 緑の命並び立つ葦 花咲いて住宅ビルに街の木々 自然讃歌を共に生きてる
エッセイ 『遠い夢の向こうのママ[注目連載ピックアップ]』 【第13回】 かおる 大学生になった頃、母から「大事な話がある」と戸籍謄本を差し出された…「パパは暴力団員で、本当の母親は……」 【前回記事を読む】高校卒業の日、母は友人を“付き合う価値がない人間”と値踏みした…「私立の高校の人らはくだらない」と馬鹿にしてきた。そんなある日の夕方、突然ママが「ちょっと話があるからここに座って」とダイニングテーブルに向かい合って座った。真剣な話だと思わず、冗談ばかり言って茶化しながら座る私。いつの間にかパパは別の部屋に姿を消していた。ママが一枚の書類を見せてくれた。戸籍謄本だった。「あんたの…
小説 『タラントギー』 【第3回】 川合 純 卒業式から“壇”が消えた理由は、教師の発案だった…日の丸を掲げるスペースをなくし、君が代も拒否する計画を知った保護者は…… 【前回の記事を読む】カッとなって社長を殴り、流血させてしまった…土下座して謝ったが翌日、アパートの入り口には大量の…夏休みに入るとほとんどひと気のない学校は機関誌など印刷し放題の組合活動の天下だった。一計を案じた相川は輪転機の安全ヒューズをひそかに抜き取り故障を装って、業者も休みで連絡がつかないのでなかなか修理できないと引き延ばし、とうとう夏休み明けまで輪転機を使わせなかった。夏休みが終わり二学…