孤独な子ドクター

月村 易人
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2020年7月10日
ISBN 9784344928893 判型 4-6206ページ
価格1,200円+税

現役外科医が描く、医療奮闘記。


「手術が好き」ただそれだけだった…。山川悠は、研修期間を終えて東国病院に勤めはじめた1年目の外科医。不慣れな手術室で一人動けず立ち尽くしたり、患者さんに舐められないようコミュニケーションをとったり、先輩医師に怒られることもしばしば。そして、ある出来事を機に、山川の頭の中には一つの考えが芽生えはじめる。本当に大事なことは何なのか。壁にぶつかり悩むことで、医師として、一人の人間として成長していく。
目次
  1. プロローグ
  2. 頑張らなくちゃ
  3. 手術室は戦場
  4. 病棟業務
  5. 外科医を目指したきっかけ
  6. 初執刀
  7. 手術は楽しい
  8. 苦手なこと
  9. 夏休み
  10. アッペ①
  11. アッペ②
  12. 手術が好きなだけで外科医になってはいけない
  13. 逃げるのか?
  14. アッペ③
  15. 葛藤の末
  16. エピローグ

掲載記事

著者詳細

月村 易人
1991年生まれ。消化器外科医。趣味はプロ野球観戦だが、今は手術の修練や日々の予習・復習に追われており、久しく球場に足を運べていない。ほとんどの時間を仕事に捧げているが決してデキる外科医というわけではない。そんな不甲斐ない自分をいつも励ましてくれるのがもう一つの趣味である小説である。小説の中で頑張っている主人公に出会うと「僕ももう一度頑張ってみたい、頑張れる気がする」と思えてくる。僕もそんな魅力的な主人公を描いて、医師として人の命を、小説家として人の心を支える存在になりたい。