愛
ISBN 9784344923270
判型 4-6
164ページ

たったひとつ、本当の愛があれば生きていける 神戸・元町にある喫茶店「ココ」。色とりどりのステンドグラスの窓、赤いビロードの椅子と黒の机。店内にはベートーヴェンの『運命』が流れていた。それは、人生を変えるほどの激しい愛のはじまりだった。「君を大事にしたいんだ」。そう言って、どうしても抱こうとはしなかった神矢。代わりに自分の裸体を絵に描くよう頼んだ登世子。画家とモデルとして苦しいまでに濃密でプラトニックな時間を貫いた二人。突然に去った神矢のことが忘れられず、年を重ねた登世子の元に一通の手紙が届く――。大人の女性に読んでほしい。心揺さぶられる純愛小説。
価格:1100円 +税掲載記事
著者紹介

華道家(嵯峨御流 正教授)
高見 純代
大阪府出身。
大谷女子大学 文学部 国文学科 卒業。
SONYのショールームアテンダントを経て、1993年(平成5年)産経新聞社 入社。
大阪本社の役員秘書を7年務める。在職中に、夕刊1面にエッセイを執筆。
退職後、乳癌、子宮癌を闘病し克服。童話、詩、エッセイ、絵なども創作。
著書/私小説『薔薇のノクターン』(幻冬舎)、『愛 It begins quietly as intense love.』(幻冬舎)、『追憶の光』(幻冬舎)