認知症介護自宅ケア奮闘記 私の知恵と工夫
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2020年8月7日
ISBN 9784344928886
判型 新書
・
152ページ
価格800円+税
なぜ、認知症なんかになるんだ――。
物を失くす、使えなくなる、物忘れが増える……
初めての介護に苦戦しつつも、⾃分なりの⼯夫をして乗り越えてきた。
物を失くす、使えなくなる、物忘れが増える……
刻々と変わりゆく妻の様⼦に⼾惑う⽇々。
初めての介護に苦戦しつつも、⾃分なりの⼯夫をして乗り越えてきた。
葛藤と妻への感謝をありのままに綴ったエッセイ。
目次
- はじめに
- プロローグ 私と妻の過去の経緯
- 第一章 変わりゆく妻の異変に気付く
- 一、使い慣れた物が使えない…もの忘れの頻度が多くなる
- 二、包丁がない…夫のせいにする
- 三、自宅の場所が分からなくなる…心療内科の病院行きを決意
- 四、私はどこも悪くない…病院嫌いの妻を説得
- 五、認知症の診察と検査…医師が私と妻を別々に診察した
- 六、アルツハイマー認知症と診断された…認知症と闘う決意をする
- 第二章 自宅介護の知恵と工夫
- 一、通院で良しとした夫の無知…地域包括センターに相談。ケアマネ決まる
- 二、真面目に本当のことを言うと反抗する…寄り添う言い方を工夫
- 三、近隣の人に作り話をする…認知症を関係者に公開した
- 四、「キャ~、ワァ~」真夜中の奇声で起こされる…デイサービスを利用した
- 五、好きだったお風呂に入らない…理由を聞き、それに対応
- 六、着替えができない。同じ動作を繰り返す…前夜に準備する
- 七、トイレの場所が分からない…行き先矢印や自動点灯で対応
- 八、自分の事や家事をなるべくやらせた…行き先カードを冷蔵庫に吊る
- 九、夫の外出に不安を持った…ゴミ箱作りで留守番作業をさせた
- 十、寝るまでの時間帯に不安を持った…寅さんのビデオを毎日見せた
- 十一、実家に帰りますと家出する…逆らわずに挟み打ち
- 第三章 混乱が起こり自宅介護の限界を知る
- 一、自分のことや家事をなるべくさせる…ホームヘルパーを利用
- 二、発作が頻繁に起こる…お泊まりのできるデイサービスを利用
- 三、失禁を隠し自分で処理をしようとした…リハビリ紙パンツを利用
- 四、異変や異常が度々起こる…その対応とアクシデントが気持ちをそらす
- 五、夫への抵抗が頻繁に起こる…腹が立ったが対応を研究
- 六、失禁で排泄ケアに限界…グループホームの入所を考える
- 七、空きグループホームを巡回…見学のポイントと施設の決定
- 八、入所直前、妻から墓参りを申し出た…区切りをつけた
- 九、入所当日、悲しい別れ…いつまでも涙が止まらなかった
- 十、グループホームに入所させて良かった…妻に明るい笑顔が戻る
- エピローグ 介護者の自覚と覚悟しても限界があった