★一方早坂は、難しい顔をして変形した浅間山を見つめていた。彼の隣には男子大学生・沼田稔(ぬまたみのる)がいる。早坂は双眼鏡で山を覗き、時折沼田に渡して山を見せた。二人は仲良しでしょっちゅう一緒にいる。同じ大学の学生である。早坂はエリートの上に容姿がよく、物腰にも垢抜けたものがあったが、沼田は中肉中背、メガネで、顔だけむくむように肥え、あまり人に好まれる容貌ではない。その上、滑舌が悪く受け答えが粘…
異世界の記事一覧
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小説『異世界縄文タイムトラベル』【第8回】水之 夢端
仲間内では「人間グーグル」の異名をとっていた
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小説『異世界縄文タイムトラベル』【第7回】水之 夢端
あくまで仮説だ。だが否定のできない仮説だ
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小説『異世界縄文タイムトラベル』【第6回】水之 夢端
薄水色の南の空、そびえる浅間山の形が、昨日見た姿と違っていた
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小説『異世界縄文タイムトラベル』【第5回】水之 夢端
突然の事態に夢かうつつか分からず、声も出なかった
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小説『異世界縄文タイムトラベル』【第4回】水之 夢端
中学生たちは早めに床に就き、明日から始まる本格的な縄文生活に備えた
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小説『異世界縄文タイムトラベル』【第3回】水之 夢端
なよなよして頼りなさそうだけど、どっか切れるところがあるんだよな
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小説『異世界縄文タイムトラベル』【第2回】水之 夢端
六家族のうち一家族は貧困状態という悲惨な状況にある
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小説『異世界縄文タイムトラベル』【新連載】水之 夢端
人は見かけに寄らないものだ。とりわけ天才と称される人は。