テレビは点けたままです。いつもテレビを消すと目を覚ますのでテレビはそのままにしておきました。お爺さんは、仕方がないので、一人でお茶をいれ、ゆっくりよく味わうように飲みました。そして、今日あったことを一つ一つ思い浮かべ、自分が年を取ったことを痛感しました。朝から夜までの時間を何事もなく過ごすのは何と大変なことか。これから先、死ぬまでこの生活を続けることができるのか。気分が沈んでいきました。さらに今…
狸の記事一覧
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小説『猫と狸と、ときどき故郷』【第7回】宮本 正浩
猫の社会にも人間と同じように介護施設のあることをご存じですか。猫は死を恐れません。
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小説『猫と狸と、ときどき故郷』【第6回】宮本 正浩
「高齢者にとって世の中は危険に満ちている」ゆっくりゆっくりとバスや電車から降りて気を付けて生活するお爺さん
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小説『猫と狸と、ときどき故郷』【第5回】宮本 正浩
「鼻の手術が日本を救うという訳にはいかないのですね」再会した狸のタクシードライバーとの会話は、思わぬ方向へ弾んでいって…
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小説『猫と狸と、ときどき故郷』【第4回】宮本 正浩
眠りから覚めると、タクシーの運転手が狸に… 人間社会へ溶け込む狸の最近の生活とは?
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小説『猫と狸と、ときどき故郷』【第3回】宮本 正浩
「子供の命を助けてくださり有り難うございます。これで少し恩返しができたようです」
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小説『猫と狸と、ときどき故郷』【第2回】宮本 正浩
四国は死霊が集まる「他界!?」 遍路女性の墓を洗い草花を供えた狸が…
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小説『猫と狸と、ときどき故郷』【新連載】宮本 正浩
水路の水の流れに見とれていた時、茶色い物が流れてきて…。なんとそれは子狸だった!