【前回の記事を読む】制御できない能力…「この人の命を吸い取れって言うの?」「お、やっと始まるのかい?」死刑囚は呑気に声を掛けてきた。恭子はベッドに近づき、男の手に恐る恐る触れた。ごつい手だった。高杉君のときのような瞬間的な衝撃が起こらなかった事に安堵した。右手を握る。掌から死刑囚の体温のような「何か」がゆっくり流れ込んできた。「おお……」恭子が手を握るのを見ていた死刑囚は、握られた途端顔を仰け反…
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