【前回の記事を読む】「〝あんたが要らないならこっちがもらうわ〟談判ね」否定したものの、少女に見向きもされない彼に心が舞い上がるのを感じていたその後、少女は自分で手紙を書いて越前に出したようだ。なんと書いたのか知らないが(あさみは尋ねなかった)、例会場で越前と少しずつ話をするようになった。それからだんだん、差し出された手に応えてパートナーとして進んで立ち上がったり、一緒に楽しそうに帰ったりし始めた…
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小説『29歳、右折の週』【第19回】言田 みさこ
32歳独身男性。きっと憧れの少女像を自分で勝手に作り上げて、彼女の本当の中身はまだ全然わかっていないんだ…
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小説『Ore Joe! 俺たちの青春』【第4回】本村 雅寛
「会いたいけど、会えないよ!」いつも仏壇の前で祖父に文句を言っていた祖母。遺骨収集も墓参りも果たせないまま、病に倒れ…
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小説『ザ・キュレーター』【第4回】そのこ+W
新婚旅行でイタリア・フィレンツェへ。ジオットの塔から町を一望した妻は、「案外小さな町なのね」と…
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小説『29歳、右折の週』【第18回】言田 みさこ
「〝あんたが要らないならこっちがもらうわ〟談判ね」否定したものの、少女に見向きもされない彼に心が舞い上がるのを感じていた
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小説『29歳、右折の週』【第17回】言田 みさこ
少女が書いた手紙を破り捨て、代わりに私が書き直した手紙を投函した。彼を踏みにじる言葉を消して…
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小説『29歳、右折の週』【第16回】言田 みさこ
30歳の男が18歳の少女へ宛てた手紙。8枚にもおよぶその手紙には彼女への下心が見え透いており、さらに文末には…
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小説『マリファナ家族』【第2回】東 龍澄
「すみません、マリファナ栽培で逮捕されてしまったので今日は出社できません。」―真面目な社員の俺は今、会社ではなく留置場に…
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小説『二十世紀のおとぎ話』【第2回】オー・クンケー
「大切なものを、この戦争から守ることができなかった。そこで私は…」王さまが五人の顔を一人ずつ見つめ、続けた言葉は…
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小説『29歳、右折の週』【第15回】言田 みさこ
彼に耳元で「好きだよ」とささやかれた。帰ろうとする彼をなんとか引きとめようと甘え声で話しかけ…
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第4回】星河 三郎
四日目の晩、惹かれ合う二人はついに――「明晩もきっと参ると約束してくれるか?」「何があろうと、必ず参ります」
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小説『29歳、右折の週』【第14回】言田 みさこ
女友達と旅行する気分で彼の実家へ――異性として意識していなかったが、隣り合わせの和室をあてがわれ…
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小説『ネムとジド』【第11回】喜田 美樹
角がなくなった赤鬼の赤べえ。なにを思ったか、急に立ちあがり、二本の枝を削って松ヤニで頭にくっつけて…
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小説『猫の雨傘と僕のいる場所』【第11回】倉澤 兎
義姉からの手紙には、「名前は『高』と書いて、貴方と同じ『たかし』と読みます。終戦直前の『東京大空襲』で亡くなりました」
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小説『海の梵鐘』【第8回】波方 遥
今まで兄と呼んでいた人と結婚させられる…戦後の嫁入り事情。「母ちゃんから義父ちゃんに言ってよ」と訴える娘に母は…
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小説『29歳、右折の週』【第13回】言田 みさこ
何日もたたないうちに彼女は子宮ガンで死んでしまった。「こんなに明るいならきっと治るだろう」と皆安心していたのに…
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小説『29歳、右折の週』【第12回】言田 みさこ
にこにこと話しかけながら、その背中を好意的にパタパタ叩くんだけれど、それが手のひらじゃなくて、真っ白の黒板消しだった
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小説『岬 下巻』【第2回】まつはじめ
債権者の視線にも臆さず、シャッターを開けた社長の覚悟――「事業を継続します、という意思表示なのだよ」
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小説『29歳、右折の週』【第11回】言田 みさこ
女にとって〝あのこと〟はね、魅了させられる、狂喜させられるものなのよ。狂ってしまうほど、ひどく心をとらわれるものなの
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小説『29歳、右折の週』【第10回】言田 みさこ
本当に彼を愛しているのか?――百パーセント疑っている、冷ややかな響きのする問いかけに弁解しようとするが…
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小説『短編集 熟言 一巻』【第2回】白龍 虎俊
遺品の中から謎の高級時計が…! SNSに写真を載せた翌日、大手時計メーカーの代表が現れて…