お母さんが、おやつを食べてから行けといったので、だいちゃんにうちにあがってもらったら、だいちゃんがそのとき、ないてしまったのです。だいちゃんがどうしてないたのか、ぼくはわからなくて、びっくりしました。ずっとないていて、どうしたらいいのかこまりましたが、お母さんが、りんにするようによしよしとしてあげたら、やっとだいちゃんはなきやみました。お母さんがいなくなってから、だいちゃんはきっと、ずぅっとさび…
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小説『ぼくらの風船』【第9回】美山 よしの
何だろう…「あっ」そこには、くしゃくしゃになった封筒があった。もうずいぶん前に届いていたお父さんからの手紙だった。
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小説『しまなみ海道に消えたミス』【第9回】風向 良雄
いまの自分の素直な気持ちを大事にしたい。怒涛の勢いで造船所に電話をかけ、あの男性の素性をさぐる。
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小説『波』【第9回】内木 宏延
【ヴァージニア・ウルフ『波』翻訳】太陽は、明け方にもまして幅の広い光の羽で家を包んだ。光は椅子やテーブルの輪郭を際立たせ、白いテーブルクロスを細い金糸で刺繍した。
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小説『不倫された側[人気連載ピックアップ]』【第6回】及川 夢
「帰りたいなぁ…」長くて孤独な連休4日間が過ぎ、仕事が終わるとまた一人車中泊。この時にちゃんとあやまっていたら…
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小説『春のピエタ』【第15回】村田 歩
母が刑期を終え、実家に戻った。その実家に、生後二ヵ月の我が子を連れて行った時の、夫の顔が忘れられない。感情を押し殺し…
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小説『迷いながら揺れ動く女のこころ』【最終回】松村 勝正
主人は下半身麻痺で、車いすの生活です。障害を承知で結婚しました。でも、私は何もしません。入浴介助からリハビリまで…
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小説『ナーダ・サーガ 「無の国の物語」』【第18回】茂木 光春
美極まって異種に変化する牡丹。人の姿の霊となった牡丹はその短い命を、漂うように生きてゆく...
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小説『不倫された側[人気連載ピックアップ]』【第5回】及川 夢
妻の気を引くためにした「家出」―駐車場の愛車の中で暮らすゴールデンウィークは途方もなく長くて…
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小説『氷上の蠟燭』【第12回】安達 信
入院した私のもとに、娘の夫も見舞いに来てくれることになった。お父さんの一周忌を終えて、丁度桜の咲いた頃にも、三人で…
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小説『春のピエタ』【第14回】村田 歩
殺人犯はその瞬間、「殺れ」と声がしたという。母があんな事件を起こしてしまったのも、同じように、抗えない邪悪な力に背中を…
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小説『不倫された側[人気連載ピックアップ]』【第4回】及川 夢
「やっちゃった、やっちまった…」お酒の勢いで手を挙げた俺。倒れて泣きじゃくる妻
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小説『春のピエタ』【第13回】村田 歩
「彼を返して」―彼は、彼女の不幸に惹かれたんだと思う。父親が自己破産し、一家離散。夜の仕事を始めた彼女を訪ねて…
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小説『恋愛配達』【第19回】氷満 圭一郎
「は? 何言ってんの?」彼女の告白に、関係を持った日のことが頭をよぎる。段ボールの中身は......
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小説『ザ・バサラ』【第18回】加藤 達乃進
ポルトガル宣教師が記した、信長の居城の評価はかなり高かった。京の都の御殿と比較しても最高度の評価をしたと言えよう。
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小説『曽我兄弟より熱を込めて』【第17回】坂口 螢火
手を突いて承ったものの、幼い子供らの首を斬る酷い役目。姫を奪われ、初めての子を殺された怨念はすさまじかった。
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小説『ファミリーゲーム』【第18回】南武 和狐
世間に名が知れ渡っていない人たちこそが、国を支え、未熟な偉人を育てていく。このような人たちが真の偉人ともいえる。
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小説『不倫された側[人気連載ピックアップ]』【第3回】及川 夢
嫉妬心が人より多めで私のことが大好きで大好きでしょうがない夫。気を引こうとダイエットをはじめて…
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小説『春のピエタ』【第12回】村田 歩
最高学府を中退した銀座のクラブのホステス―!? 家出した兄の居場所が分かったと思いきや、え?源氏名?
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小説『ギャッパーたちの群像』【第18回】棚小路 蔵人
「そもそも漫画は低俗と決まっている。庶民の娯楽は低俗。」そう思っていたが…エリート裁判官の裏の顔は、漫画家!?
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小説『標本室の男』【第30回】均埜 権兵衛
自らの姿は隠しながら、その一方で、相手には心を開いて欲しいと望んでいた。そのムシの好さに彼自身はまだ気づいていなかった。