【前回記事を読む】春祭りに心を解かれた大和の姫――越国で見た祈りと笑顔、そして人間らしい豊かな暮らしまだまだ川下の田んぼまで、太鼓や笛の音と早乙女たちの掛け声は続いていた。「今はまだ、あの足羽山までじゃが、ゆくゆくは湊まで広げていこうぞ」崩れ川(九頭竜川)がしょっちゅう氾濫し、この足羽川と南から延びてくる日野川が合流して、耕作している田んぼの奥は、湊まで続く大潟だった。小舟が行き交い、あちこちに…
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小説『九頭龍王 オホト』【第7回】森長 美紀
豪族たちの争いによって帰る処をなくした姫が異国の大王へ求めたもの――その真意とは?
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小説『九頭龍王 オホト』【第6回】森長 美紀
春祭りに心を解かれた大和の姫――越国で見た祈りと笑顔、そして人間らしい豊かな暮らし
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小説『九頭龍王 オホト』【第5回】森長 美紀
羽衣を脱ぎ長い髪を束ね剣を舞う姫君 その美しさに越の人々が息を呑んだ春の宴
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小説『九頭龍王 オホト』【第4回】森長 美紀
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小説『九頭龍王 オホト』【第3回】森長 美紀
手白香姫の身が危うい――用心のため男装させたが姫の美しさは人を惹きつける。金村は意を決し越王オホトへの謁見を請うた…
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小説『九頭龍王 オホト』【第2回】森長 美紀
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小説『九頭龍王 オホト』【新連載】森長 美紀
戦乱に敗れ、命からがら倭へ渡来した人々が築いた北陸の大国・越王国。同じ時期、大和地方でも王国や豪族連合が形を成してきて…