8時59分。(今日はギリギリ間に合った)胸をなでおろしながら、手術着に着替え終えた僕は更衣室を出て手術室に向かう。手術がどこの部屋で行われるのか確認していると電話が鳴った。「先生、患者さんが入室しています。早く来てください」看護師さんが責めるような口調で言う。「はい、すぐに行きます。何番の部屋ですか?」「10番です」そう言うと、電話はブチっと切られた。(まだ、1分あるはずなのに)そう思いながら急…
医療の記事一覧
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第38回】残間 昭彦
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評論『発達障がいに困っている人びと』【第13回】鈴木 直光
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ビジネス『MBA的医療経営』【第10回】角田 圭雄
日本の闇…他人の過ちや欠点を許さない「不寛容社会」になった
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第37回】残間 昭彦
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健康・暮らし・子育て『未来の医師を救う医療事故調査制度とは何か』【第10回】小田原 良治
届出対象が拡大し憲法とも衝突…日医の改正案は明らかに有害
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エッセイ『新・健康夜咄』【第11回】髙山 哲夫
「薬の飲み残し」ビッグスリー疾患はいずれも生活習慣病
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エッセイ『ありがとうをもう一度』【第36回】残間 昭彦
困惑…針のとんだレコードのように「ありがとう」を繰り返す母
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小説『孤独な子ドクター』【第4回】月村 易人
僕は手術が好きだ。だから外科医になった。