澤 幸希

東京都杉並区出身 静岡県在住 昭和二十一年生まれ
  公益社団法人インテリア産業協会会員 インテリアコーディネーター
一般社団法人日本翻訳協会会員
著作(翻訳) コンテンポラリーロマンスシリーズ 『ブルーグレイの黄昏』他

私が一番好きだった本はジーン・ウェブスターの『あしながおじさん』。読むたびに元気を貰いました。童話のようなサクセスストーリーに込められたパワーは読む人に勇気と安堵感を与え、小さな自己肯定感が人生を輝かせる宝物になる。それに気づかせてくれた本です。ロマンス小説の翻訳を始めたのも、共通する魅力に惹かれたから。住み慣れた東京から移住した清水の海のマイナスイオンに満ちた透明な空気感と、神々しいまでに大きな富士山が創作に力を与えてくれています。    

掲載記事

書籍

  • ハロー、わたし!
    ハッピーエンドはいつだって君のもの
    澤 幸希
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    雪の降るクリスマス。
    授業のレポートのためにバイトを休んだ僕は、母に頼まれて祖父を訪ねる。
    その道すがら、子どもの頃祖父と通っていた乗馬倶楽部で出会った、有紀ちゃんのことを思い出していた。
    かわいくて料理上手で、僕が密かに想いを寄せていた彼女は、突然の事故で亡くなってしまったのだ。
    ずっと消えない喪失感を抱えた僕に、祖父が語った「雪女」の話とは――。

    悲しみの先にある光を描く「僕と雪女」他、生きることと死ぬこと、絶望と再生を、繊細な言葉で綴る三篇。