【前回の記事を読む】新しい恋を見つけにパラオに旅行へと向かう。しかし、ホテルで届いたメッセージカードが謎を呼ぶことに……。「二回ともガイドをしたのは若かったときのわたしです」「えーっ、そうだったの?」「この島での日本とアメリカの戦いのことは?」「うーん、そういうことがあったことは……それとなく」ソフィアはこの地のことを語り始めた。「1944年、1万人の日本兵がアメリカ兵5万人を迎え撃つことになり…
[連載]哀瞳のレムリア
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小説『哀瞳のレムリア』【第10回】岩下 光由記
この地で玉砕した日本兵が、日本へ最後に打電したのが「サクラサクラ」だった。私や子供たちがこのミドルネームを使っているのは…
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小説『哀瞳のレムリア』【第9回】岩下 光由記
新しい恋を見つけにパラオに旅行へと向かう。しかし、ホテルで届いたメッセージカードが謎を呼ぶことに……。
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小説『哀瞳のレムリア』【第8回】岩下 光由記
大虐殺・民族浄化・強制移住で人口の90%を抹殺。人間ではなく「狩りの対象」。アメリカやオーストラリアで起こった白人の入植
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小説『哀瞳のレムリア』【第7回】岩下 光由記
ネイティブアメリカンの末裔の儀式に参加。年老いた女性から「誇り高い勇者の民の末裔ね」と言われ…
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小説『哀瞳のレムリア』【第6回】岩下 光由記
「わたしが知らないことばかりだわ……日本人として恥ずかしい」フィリピンの希望、日本~侍の活躍が、歴史を変えた~
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小説『哀瞳のレムリア』【第5回】岩下 光由記
「10歳以上は皆殺しにせよ」残虐の限りを尽くされた戦争。それでも独立を諦めなかったリカルテ将軍は、地獄の島に流刑されたが…
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小説『哀瞳のレムリア』【第4回】岩下 光由記
亜美という名前に込められた思いが国を、世代を超えて重なる 友人の家族は日本と深い関係が…
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小説『哀瞳のレムリア』【第3回】岩下 光由記
日本が好きなフィリピン人の友人。「日本は昔酷いことをしたのに…どうして?」と尋ねると…
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小説『哀瞳のレムリア』【第2回】岩下 光由記
潜った海や海辺の情景が折り重なるような不思議な夢をたびたび見るようになり…
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小説『哀瞳のレムリア』【新連載】岩下 光由記
神話のような名前を持つ後輩。その死は何故か私の心をざわめかせた