中央通りを通って日本橋を過ぎ、日本橋四井タワーの角を曲がり、グリーングラスホテルの車寄せに着くと直ぐドアマンが寄って来て、タクシーのドアを開けてくれた。こじんまりしたホールへ入ると、ボーイが、「田賀様でいらっしゃいますか?」と聞いてきたので、「そうです」と答えた。「お荷物をお持ち致します」と言って、背負っていたリュックを示したので、下ろして手渡し、身軽になったことで少しホッとした。そのままそばの…
[連載]普通の男、浩狙われる!
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小説『普通の男、浩狙われる!』【第10回】上山 照
「リュックに小さい穴が空いていますよ。お気を付けください」一体何の穴だろう? 見ると何か転がり落ちてきた…ピストルの弾だ!
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小説『普通の男、浩狙われる!』【第9回】上山 照
札束とブレスレット…人の物をとってしまうなんて! あの不審な男は、これを奪い取るまで決して諦めない。一体どうすれば…!?
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小説『普通の男、浩狙われる!』【第8回】上山 照
全く知らない人が『届け物です!』と言ってドアをノックしてきた!怖い!恐る恐るドアスコープを覗くと...?!
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小説『普通の男、浩狙われる!』【第7回】上山 照
「ご本人の体力次第ですが、大変厳しい状況です。」同僚が、わずかに心臓が動く程度の仮死状態に陥った。私は動揺が隠せず…
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小説『普通の男、浩狙われる!』【第6回】上山 照
やはり、正面ドアから出るのは絶対避けるべきだ!必ず見張っているように思う……
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小説『普通の男、浩狙われる!』【第5回】上山 照
男が狙う鍵付きブリーフケース…中を開けると百ドル札がびっしり入った封筒が!?
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小説『普通の男、浩狙われる!』【第4回】上山 照
死んだ男のカバンをつい持ち帰ってしまった。それを取り戻そうとする誰かが家に…!?
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小説『普通の男、浩狙われる!』【第3回】上山 照
気が付くと死んだ男のカバンを小脇に抱え、いつのまにか自宅に帰っていて…
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小説『普通の男、浩狙われる!』【第2回】上山 照
し、死んでいる!! 電車で寝ている男性を起こそうとしたら仰天!
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小説『普通の男、浩狙われる!』【新連載】上山 照
「ババア!熱いじゃねえか!」男は中華料理屋のおばさんを突き飛ばし…