『もしかしたら濡れるかも知れない』と言ってビニールカッパ渡された。メグ先生、白衣脱いでTシャツ一枚になってハルを抱きかかえて、本当に大事そうにステンレスのお風呂に入れる。『気持ちいいぜ、よしよし』って、ゆっくり泡立てる。ハル、ブルブルするから先生はジーパンまでびっしょり。『いけね、着替え忘れた』ってスマホで着替え頼んでた。ガラスで仕切った向こう側で、トリマーの由美さんが、毛足の長い大きな犬の床屋…
[連載]メグ動物病院
-
小説『メグ動物病院』【第7回】後藤 あや
なんで、教えてもいない私たちの名前を知っているのだろう? メグ先生が人気の獣医である秘訣
-
小説『メグ動物病院』【第6回】後藤 あや
まるで天国? けがも病気も心配ないペットと過ごす理想の施設、メグ・マンション
-
小説『メグ動物病院』【第5回】後藤 あや
人見知りのアルバイトに、「動物が好きなら大丈夫」と言ってくれたメグ先生
-
小説『メグ動物病院』【第4回】後藤 あや
「どうして獣医になったんですか」って聞いたら…。ペット愛溢れるメグ先生の言葉
-
小説『メグ動物病院』【第3回】後藤 あや
「ああ、あたしが勉強できないのは、それだったんだ」と思った瞬間
-
小説『メグ動物病院』【第2回】後藤 あや
気になっていたイケメン獣医。「独身なの?」なんて間抜けな質問をし、顔が真っ赤に!
-
小説『メグ動物病院』【新連載】後藤 あや
初めてのバイト先で出会ったイケメンの名前は…「メグ先生」