一九四一年、太平洋戦争が勃発し、カナダと日本は敵対国となった。一九五二年、初めてカナダ人の総督ヴィンセント・マッセイが任命された。一九六四年、イギリスの国旗「ユニオンジャック」に代わって、「赤いメイプルリーフ(大ぶりな楓の葉)」のカナダ国旗を正式なものとして決定した。一九八〇年、『オー・カナダ』の英語訳が正式に選定され、国歌として法制化された。一九八二年、カナダ国憲法が成立し、ようやく政体が安定…
[連載]カナダの風
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小説『カナダの風』【第9回】森園 初音
カナダは、長い間イギリスやフランスの植民地だった。やっと解放されたカナダの人々にとって、国家は自立の証のようなもので…
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小説『カナダの風』【第8回】森園 初音
「カナダ」が歩んできた歴史。現在のカナダ多文化主義の裏にある人種、民族の移動
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小説『カナダの風』【第8回】森園 初音
食事や漁、インディアンの文化に触れることがカナダの歴史を知るきっかけに それは長く、冷たい歴史であった
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小説『カナダの風』【第7回】森園 初音
夏に一年分を稼ぐ、カナダの日系漁民。教えてもらった「サーモンのタレ」は絶品!
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小説『カナダの風』【第6回】森園 初音
浮気で出来た子が、息子と一緒に遊びにくる…。受け入れられた様子に衝撃
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小説『カナダの風』【第5回】森園 初音
三十歳なのに十四歳の子供に間違われる!? はじめて知るカナダのTAX事情
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小説『カナダの風』【第4回】森園 初音
成田からの機内で、メキシコの大学で教鞭を執っている日本人男性と隣り合わせになり…
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小説『カナダの風』【第3回】森園 初音
移民として鹿児島からカナダへ。今は亡きお父さんが建てた「碑」
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小説『カナダの風』【第2回】森園 初音
日本を守ろうと帰りの燃料もないまま飛び立っていった特攻隊。平和な今の日本に感謝
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小説『カナダの風』【新連載】森園 初音
【小説】カナダで暮らす母の訃報…。朝方見た夢はきっと別れの挨拶だった。