出発する前日の夜、「どんなにイヤなことがあっても我慢するんだよ。もし、悲しくなったり辛くなったら、夜空を見上げて、お月様にお祈りしなさいね。お母さんだと思って。そうすれば、絶対乗り越えられるから。すぐ叶わないかもしれないけれど、きっと叶うから大丈夫。お母さんも奈津のことを祈ってるからね」お母さんは遠く離れて暮らす私のことを心配してくれていた。秋田から一緒に来た同級生たちは大半が上野で電車を降りて…
[連載]おーい、村長さん
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小説『おーい、村長さん』【第14回】浅野 トシユキ
「どんなにイヤなことがあっても我慢するんだよ。もし、悲しくなったり辛くなったら…」15歳、実家を離れて就職する私に母は…
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小説『おーい、村長さん』【第13回】浅野 トシユキ
扉を開けると目の前を白いものがすうーっと飛んでいった!その正体は…
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小説『おーい、村長さん』【第12回】浅野 トシユキ
「これは双子にしかわからない感覚なんだ」亡き兄の自分への想いに涙。
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小説『おーい、村長さん』【第11回】浅野 トシユキ
議長の秘書は不敵な笑みを浮かべていた。議長の選挙違反とも取られかねない行為や多額の使途不明金を知ってしまった私は…
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小説『おーい、村長さん』【第10回】浅野 トシユキ
道半ばで涙を飲んだ兄のためにも次は「本当の村長」となって村のために働こう。私は、そう腹を決めた
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小説『おーい、村長さん』【第9回】浅野 トシユキ
自分の知らない兄の姿。兄は何を感じて村長の話を受けたのだろう…。
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小説『おーい、村長さん』【第8回】浅野 トシユキ
亡くなった双子の兄。何かあると、兄は必ず自分を助けてくれていたことを思い出した…
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小説『おーい、村長さん』【第7回】浅野 トシユキ
兄のお別れの会で、兄の影武者として村長を代行していたことを村民に白状したところ…
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小説『おーい、村長さん』【第6回】浅野 トシユキ
「今、かなり危ない状態なの」と母から連絡。兄の入院している病院へ急いで向かうと…
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小説『おーい、村長さん』【第5回】浅野 トシユキ
村長の隠し妻?!事情を知らない姉が突然鬼の形相で現れて大混乱
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小説『おーい、村長さん』【第4回】浅野 トシユキ
優秀で女性にモテる双子の兄とは対照的な自分。本当に兄の代役が務まるのだろうか?
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小説『おーい、村長さん』【第3回】浅野 トシユキ
【小説】権田原正一村長の『影武者』になる?村の秘密を知った私の選択
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小説『おーい、村長さん』【第2回】浅野 トシユキ
【小説】村長である兄の帰還を喜ぶ村人たち。正二は意を決して真実を告げる。
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小説『おーい、村長さん』【新連載】浅野 トシユキ
【小説】見知らぬ村人から「おかえりなさい」思わぬ歓迎にタジタジ…