【前回記事を読む】“在宅医療”を行う医者の考え方とは——「どこでどのように住まい、逝かれても構いません。自分に満足感を持って逝けるために…」その後、安定した訪問診療が続いた。伊吹は下川和子と北川鈴子に伝えた。「実は私も若くはなく、少し病気を抱えています。安定状態の患者さんは真鍋先生に任せています。とても落ち着いておられますし、情報は医療用SNSで私にも共有されていますのでご安心ください。何かあれ…
[連載]インビジブルライン
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小説『インビジブルライン』【第10回】武川 甲州
在宅医療で家庭崩壊…夫は「ずっと家にいたい」、妻は「もう見られない」——ある夜、妻が救急車を呼び、興奮状態の夫を…
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小説『インビジブルライン』【第9回】武川 甲州
“在宅医療”を行う医者の考え方とは——「どこでどのように住まい、逝かれても構いません。自分に満足感を持って逝けるために…」
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小説『インビジブルライン』【第8回】武川 甲州
流れ出した血が止まらない。患者の身体からダラダラと……その時、看護師が「医者でも思いつかない方法」を提案。試した結果…
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小説『インビジブルライン』【第7回】武川 甲州
小瓶のビールを開け、綿棒に含ませた。「あなた、少しだけ」——病に倒れた夫は、わずかに口を動かした。そして家族が見守る中…
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小説『インビジブルライン』【第6回】武川 甲州
パーキンソン病が、優しかった夫を奪っていった…冷たい目つき、突き放すような態度。妻を「こいつ」と呼び、罵るように……
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小説『インビジブルライン』【第5回】武川 甲州
夫の在宅医療を支える奥様からSOS——「もう限界。入院させたい」…言葉を発さない夫は、「嫌だ」と目で必死に訴えていたが…
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小説『インビジブルライン』【第4回】武川 甲州
在宅医療を選択した夫が「入院はしない。人工呼吸器も着けない。」と言っていた。「ただ、俺には妻しかいないから、喋れなかったら…」
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小説『インビジブルライン』【第3回】武川 甲州
延命医療を望まなければ、その思いが尊重される時代となった——だが、現実は思い通りにならない。老人になると認知症などの影響で…
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小説『インビジブルライン』【第2回】武川 甲州
聴診器を当てると、吐く息に合わせて聞こえる“痰が落ちる音”——「血圧は99/68、脈拍88、体温36.9℃…」医師が導き出した病名は…
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小説『インビジブルライン』【新連載】武川 甲州
医者が感じた喉の違和感…「もう俺は、長くはないかもしれん」。だが、それを口に出すことはできなかった。その理由は…