【前回の記事を読む】「お前…姫様を裏切るのだな…」明け方、宗佐は血糊に染まった縁側で倒れていた。切り落とされていたのは、小指の……磬が鳴り、力強い声で拓善が観音経を朗唱し始めるのに合わせて、宗佐は姿勢を正し、心を澄まし、笛を構え、姫と初めて会った際に吹いた『昴に捧ぐ』を吹き始めました。不幸中の幸いと言うべきか、彼が失った左の小指は、笛を吹く妨げになることの最も少ない指だったのです。笛の音は、拓善…
[連載]指切り宗佐 愛恋譚
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実用『指切り宗佐 愛恋譚 』【最終回】星河 三郎
法要の間、姫君の墓前に捧げられていた“成人男性の小指”――しかし法要が済んだ後、寺の者が総出で探しても、見つからず……
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第10回】星河 三郎
「お前…姫様を裏切るのだな…」明け方、宗佐は血糊に染まった縁側で倒れていた。切り落とされていたのは、小指の……
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第9回】星河 三郎
「美しく清らかな素肌を、その身で味わう快楽…女を我が物にすることこそ、男の務めだぞ?」女の亡霊に淫らな言葉でたたみかけられ…
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第8回】星河 三郎
愛した姫君は未練を残した怨霊と成り、付きまとわれている宗佐。彼女を祓うためには、ある儀式が必要だが、独りで行わなければならず…
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第7回】星河 三郎
「亡霊と契れば魂を食われて死ぬ」魂を食らった亡霊は次の魂を求め彷徨ううちに怨霊へ……
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第6回】星河 三郎
彼が知った残酷な真実――男が毎夜愛していたのは、すでにむごく、痛ましく散っていた姫君だった…
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第5回】星河 三郎
高貴な姫君の屋敷に通っていたはずの宗佐…しかし和尚が見たのは、鬼火に囲まれ、墓前で笛を奏でる異様な姿だった
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第4回】星河 三郎
四日目の晩、惹かれ合う二人はついに――「明晩もきっと参ると約束してくれるか?」「何があろうと、必ず参ります」
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第3回】星河 三郎
「明晩もまた、いらしてくださるか?」夜毎の笛を心待ちになさる姫とは、心の符号さえ感じる。しかし何ぞ忍び泣くことのあろう…
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第2回】星河 三郎
「私共の姫君が、あなた様の笛の音を聴きたいと…私が案内いたしますゆえ」そう言って添えられた手は、驚くほど冷たくて細く…
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【新連載】星河 三郎
九の歳に重い疫病を患って両目を失明。息子の行く末を思いわずらっていたら、藩内でも有数の篠笛の吹き手に