【前回の記事を読む】彼が知った残酷な真実――男が毎夜愛していたのは、すでにむごく、痛ましく散っていた姫君だった…「和尚様は、私にどうせよとおっしゃるのですか?」うなだれ、深く打ちひしがれた様子で宗佐が尋ねました。「つらいことかも知れぬが、お前は姫の魂との繋がりを断ち切らねばならぬ」「何ゆえ……何ゆえでございますか?」宗佐は哀訴するように尋ねました。「なぜなら、お前との交わりをどれだけ深めて行った…
[連載]指切り宗佐 愛恋譚
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第7回】星河 三郎
「亡霊と契れば魂を食われて死ぬ」魂を食らった亡霊は次の魂を求め彷徨ううちに怨霊へ……
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第6回】星河 三郎
彼が知った残酷な真実――男が毎夜愛していたのは、すでにむごく、痛ましく散っていた姫君だった…
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第5回】星河 三郎
高貴な姫君の屋敷に通っていたはずの宗佐…しかし和尚が見たのは、鬼火に囲まれ、墓前で笛を奏でる異様な姿だった
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第4回】星河 三郎
四日目の晩、惹かれ合う二人はついに――「明晩もきっと参ると約束してくれるか?」「何があろうと、必ず参ります」
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第3回】星河 三郎
「明晩もまた、いらしてくださるか?」夜毎の笛を心待ちになさる姫とは、心の符号さえ感じる。しかし何ぞ忍び泣くことのあろう…
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【第2回】星河 三郎
「私共の姫君が、あなた様の笛の音を聴きたいと…私が案内いたしますゆえ」そう言って添えられた手は、驚くほど冷たくて細く…
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小説『指切り宗佐 愛恋譚 』【新連載】星河 三郎
九の歳に重い疫病を患って両目を失明。息子の行く末を思いわずらっていたら、藩内でも有数の篠笛の吹き手に