【前回記事を読む】初のヨーロッパ買い付けの舞台はロンドンへ――不安と希望に満ち溢れるなか、巨大会場で出会った「ただただ美しいもの」とは…初めてのロンドンの巨大会場を見尽くすことは困難である。H嬢との待ち合わせは午後四時。間違えてしまったら一大事、一人ロンドンに戻れないのである。唯一の頼りであるH嬢との待ち合わせ場所の目印は、巨大な白い旗の下であった。他にも数本の色違いの旗がはためいていて会場から…
[連載]ARU女
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エッセイ『ARU女』【第8回】有安 静子
「姉やん」と呼ばれ「その言い方好きじゃない」というと「そう言いたいんだ」と男性がニヤリ。しかし「姉やん」は大ブレイクし…
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エッセイ『ARU女』【第7回】有安 静子
初のヨーロッパ買い付けの舞台はロンドンへ――不安と希望に満ち溢れるなか、巨大会場で出会った「ただただ美しいもの」とは…
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エッセイ『ARU女』【第6回】有安 静子
容赦なく襲いかかる洗礼――フランスでの初めての買い付け。世界中の業者から狙われているというディーラーに見せられたのは…
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エッセイ『ARU女』【第5回】有安 静子
初のヨーロッパアンティークの買い付けに高揚感を抱いていたが...ほとんど意味が伝わらない、常に怒られながらの情けない同行で有った。
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エッセイ『ARU女』【第4回】有安 静子
落ち着き始めると又心が揺れ動いてしまう私の性分――夫とは和解し倶楽部の評価も上々。だが心には安定の日々を嫌うなにかが…
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エッセイ『ARU女』【第3回】有安 静子
結婚から三十年、別荘の使い道を巡り初めて夫婦に争いが起こる。救いの手を差し伸べたのはある木だった――
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エッセイ『ARU女』【第2回】有安 静子
結婚以来、専業主婦で不安のない日々だった。…しかし今は、世間の常識からかけ離れて独走している。夫は黙って私を見ていた。
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エッセイ『ARU女』【新連載】有安 静子
「百年の家」とまでいわれた標高1200メートルの高原に建てた別荘を「ピンポンハウス」にしようとする夫