【前回の記事を読む】なぜ「倭の五王」が「大和天皇家」に対応しないかを考察してみたところ…⒠天皇の名の一字を取り出し五王の名と対応させるという陳腐な証明方法を採っているが、そこでは『日本書紀』に載っている天皇名を用いている。『日本書紀』は八世紀の編纂時期の漢字表記法に基づき、書物全体を統一する意図、努力が見られる。例えば「日本」と記して「ヤマト」と読ませている。しかし「倭の五王」の時代(五世紀)に…
[連載]いにしえの散歩道
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歴史・地理『いにしえの散歩道』【第6回】大津 荒丸
倭王所在地のカギは三つの文字「征」「服」「平」。これらは全て征服を意味するが、明らかに時間的な、あるいは支配力の違いが…
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歴史・地理『いにしえの散歩道』【第5回】大津 荒丸
なぜ「倭の五王」が「大和天皇家」に対応しないかを考察してみたところ…
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歴史・地理『いにしえの散歩道』【第4回】大津 荒丸
【日本史】史実が書かれていない第2~9代天皇、「欠史八代」。天皇は実在したのか、創作なのか? 否、別の可能性が…
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歴史・地理『いにしえの散歩道』【第3回】大津 荒丸
文字を創り、文字に神秘性を感じていた中華民と「言霊(ことだま)」という表現にあるように言葉に霊力を感じていた古代の日本人
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歴史・地理『いにしえの散歩道』【第2回】大津 荒丸
歴史書の多くは勝者の記録。歴史書において辺境の倭国は客観的な記載が期待できる可能性が高い
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歴史・地理『いにしえの散歩道』【新連載】大津 荒丸
文献に記されなかった人々の声は誰が聞く?…歴史学者がいつのまにか作り出す定説には罠がある