草原を生活圏とした人々は、全身がつるっとした柱のような群像であり、遠くからでもよく見つけられたであろう。その上、ひ弱で走る能力も劣っていたので、捕食動物からは恰好の餌の動物に写ったであろう。先人たちはこの特異な体形を恨んだかもしれない。何はともあれ、細くて長い体形は人間の脳裏に深く刻まれたにちがいない。古代の人々はいつから火を使うことを覚えたのであろうか。最初は、他の動物たちと同じように山火事な…
[連載]細くて長い形の文化 ―それは人類の直立二足歩行から始まった―
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実用『細くて長い形の文化 ―それは人類の直立二足歩行から始まった―』【第4回】前川 善一郎
直立二足歩行することで起こった体形の変化と体毛喪失によって、大きく進化した人間の臓器がある。それは…
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実用『細くて長い形の文化 ―それは人類の直立二足歩行から始まった―』【第3回】前川 善一郎
猿人類の「ルーシーとその家族」は約300万年以前にエチオピア北東部ハダール村付近で生活していた!
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実用『細くて長い形の文化 ―それは人類の直立二足歩行から始まった―』【第2回】前川 善一郎
約五三〇〇年前の男性のミイラ「エッツィ」の身体を包んでいた衣服には、繊維材料が沢山使われていた
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実用『細くて長い形の文化 ―それは人類の直立二足歩行から始まった―』【新連載】前川 善一郎
「細くて長い形」を求めてイタリアのボルツァーノ県立考古学博物館を訪問。そこで出会ったのはアイスマンのミイラ!