【前回記事を読む】コンサートと夜景の余韻に浸りながら幸せを噛みしめる。そんな中、後日出会ったペルー人に……?カルチアーノの教区で起こったことをアンナ先生が話してくれたのは歌のレッスンが終わって先生の家の前庭でコーヒータイムを一緒に過ごしていた時のことだった。カルチアーノの下の教会は村人が十五人も入れば一杯になってしまう古い教会を一新するべく、五十年ほど前に村人の寄金で建てられた。熱心な寄付活動の…
[連載]ラーゴ
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小説『ラーゴ 』【第8回】そのこ+W
ミラノ郊外――マリファナパーティーをしていたグループが逮捕された。主宰をしていたのは子どもたちに親しまれていた〇〇だった…
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小説『ラーゴ 』【第7回】そのこ+W
コンサートと夜景の余韻に浸りながら幸せを噛みしめる。そんな中、後日出会ったペルー人に……?
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小説『ラーゴ 』【第6回】そのこ+W
「日本の方ですか?」イタリアでふと声をかけられた。言葉以上にバングラディシュ出身の彼らに覚えたなつかしさ・親しみ。
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小説『ラーゴ 』【第5回】そのこ+W
「お願いだからイタリア人と結婚しないでね」そう母は言った。いざ結婚すると働かない、不倫。日本人女性のイタリア人男性はうまくいかない?
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小説『ラーゴ 』【第4回】そのこ+W
先生から私の歌には気持ちが籠っていないと言われた。命懸けの恋をしたことのない私には、どうすれば気持ちが籠るのか分からず…
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小説『ラーゴ 』【第3回】そのこ+W
私はストレーザの町に滞在することにした。ガランとしているミラノよりずっと快適に過ごせる。
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小説『ラーゴ 』【第2回】そのこ+W
アンナ先生の家…。ストレーザの湖畔に建つ解放感あふれる別荘で過ごすイタリアの夏
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小説『ラーゴ 』【新連載】そのこ+W
緊張の面持ちで空港の入国審査を受け入国した男はその夜ミラノのスフォルツァ城にいて…