【前回の記事を読む】身体の奥深いところで変化が訪れている事は自分でも気がついていた。それは青年が誰でも体感する思い通りにならない性的な欲望で…その日の午後遅く、仙一は事務所で使いを頼まれた。専務の藤田が、仙一を事務所へ呼び付け「木本、すまんがこれから酒を一本、隣町の木村さんの家へ届けてくれへんか」「はい、分かりました」「仕事ももう終わる時間やけどすまんな」と。その時、藤田は含みのある薄笑いを口の…
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小説『仙一』【第9回】古川 晋次
浴衣をまとう肉付きの良い尻が、手の届く距離で動く。まるで誘われているかのような錯覚と、触りたい衝動が起こり…
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小説『不可解な恋』【第12回】夜久 珠姫
彼氏以外の男性に唇を奪われても私は抵抗しなかった。それは彼氏への不信感が強まっていたからかもしれない
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エッセイ『僕は不真面目難病患者[注目連載ピックアップ]』【第7回】畑中 彰吾
「僕はもう親から見放されたんだよね…」彼の両親は1回もお見舞いに来ないし、弟をかわいがっていて、さらにお腹にも子どもがいるらしい…
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小説『義満と世阿弥』【第9回】貝塚 万里子
将軍と少年芸能者の“友の誓い”――侮辱された世阿弥が将軍義満に願ったこととは…
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小説『塵芥仙人』【最終回】瀧 祐二
USBを見つけ功績を残した男、定年直後に原因不明の衰弱……その姿は芋虫、いや蛆虫のように
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小説『大人の恋愛ピックアップ』【第36回】及川 夢
「ピンポーン」妻の不倫相手の家へ奇襲作戦。「はい」と中から声がして、部屋のカギがガチャっと鳴り戸が開くと…
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評論『外科医が歩いてきた道』【第6回】笠原 浩
ペスト、宗教改革、そして科学の誕生。カトリック教会が求心力を失い、近代への扉が開いたヨーロッパの歩み
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エッセイ『これでいいのかサラリーマン[注目連載ピックアップ]』【第18回】森 竜太郎
「やりたくない仕事はしたくない」は我儘?——多少給与が上がっても偉くなっても、楽しくも興味もない仕事。たとえ昇格しても…
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小説『僕の人生を変えたキッカケ』【第6回】佐伯 ゆうすけ
「それなら今すぐ50万払えるか?」…覚悟を見せろと言われて、100万出すことを約束した。
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実用『もしあの世がないとしたら、私たちはいかに生きるか』【第6回】津村 徳道
社会の中の殺人の歴史。人類は互いに殺人をしない文化に向かうのか、または殺人を行う文化に向かうのか…
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小説『〈ひまわり探偵局番外編〉 ひまわり坂で待ってる』【第6回】濱岡 稔
(ん?あんただれ)と、まるで不審人物かどうか見定めるように両目を細められた。間違いなくあたしと同じ…
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小説『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』【第37回】武 きき
「父さんのために出来ることは全部やろう!」——そう決めた彼は週2日で監査役として会社をサポートすることになり…
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小説『九頭龍王 オホト』【第6回】森長 美紀
春祭りに心を解かれた大和の姫――越国で見た祈りと笑顔、そして人間らしい豊かな暮らし
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小説『永遠と刹那の交差点に、君はいた。[注目連載ピックアップ]』【第7回】津田 卓也
妻子持ちの男。高校生の娘がいる男。私と交わった後、平気で妻と娘が待つ自宅に帰る男――私はこの男を愛しているのか?
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小説『サトゥルヌス[注目連載ピックアップ]』【第3回】花田 由美子
「嫌われたら我慢するんだ。犯罪なんだ。」言い聞かせながら、社員寮近くをうろついた。同じ気持ちだと信じていた…
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エッセイ『脳卒中が拓いた私の人生』【第6回】関 啓子
「失語症の方々のために貢献したい」——教授になっても研究を続け、「よりよいコミュニケーション」実現のために活動し続けた
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小説『大人の恋愛ピックアップ』【第35回】八十島 コト
10歳以上年下の部下と体の関係に。女房を亡くした中年の男らしく、ゆっくり時間をかけて口説くべきだったのかもしれないが…
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小説『顕治とチピタ』【第6回】菊池 亮
「困った!トイレに行きたい!」近くのホテルでは門前払いされたが…「大丈夫です、ヒルトンホテルを使わせてもらいましょう」
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エッセイ『僕は不真面目難病患者[注目連載ピックアップ]』【第6回】畑中 彰吾
「どうして?何かの間違い?」入院中のある日の朝食が… 主治医に泣きながら猛烈に抗議したワケは
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歴史・地理『我が陣営にあるべし』【第6回】林口 宏
武士の歴史はお墓や古文書だけじゃない。お寺の過去帳が語る記録―信光寺に伝わる記録を元に、知られざる戦国の物語をたどる―