【前回の記事を読む】ヒポクラテスの先祖はギリシャ神アポロン!家系図を紹介
ルーツ⇒ヒポクラテスのご先祖は神様でした
神々は、争うことで世界の支配権を掌握します。その世界というのは、今日私たちの住む世界とはだいぶ異なっています。彼らの描く世界地図は、丸い球状ではありません。平らな円盤状なのです。その中央に自分たちの住む国ギリシアを置いています。神様たちは、オリンポス山の山頂を住みかとしていましたから中心にオリンポス山と神のお告げで有名なデルフィー(Δ)があると信じていました。
最高位の女神
ヘラは女神の中の最高位につきますが、それには深いわけがありました。ヘラの夫は、弟のゼウスです。ゼウスはかなりの浮気性でした。その性格を知っているヘラは当初は全くその気ではありませんでしたが、鳥のカッコウに化けたゼウスの誘惑に負けてしまいます。正妻の地位を与えるとの約束で結婚を承諾したと言われます。そうしてオリンポスの女王としての権力を握りました。ゼウスは神々ばかりでなく人間の女性にも手を出し、何人もの愛人と子供を持ちます。
ヘラは、ギリシア神話ではゼウスの浮気相手に対して嫉妬深く意地悪な女神として登場していますが、その一方でヘラは妻として家庭を守る貞淑な女神として崇められてもいました。生誕地のサモス島にはアテネのパルテノン神殿をはるかに凌ぐ4倍ともいわれる規模の「ヘラ神殿」があり人々の信仰のメッカとなっていました。
最高神
Zeus(ゼウス)
最高位のオリンポス神。雷電を武器とする圧倒的な実力者です! オリンポスの最高峰に君臨して神々を統治し、人間たちに恵みを与え、罰を与え、時には何が目的なのかよくわからない気まぐれを示します。取り分け目立つのが女性関係です。ゼウスには既にヘラという正妻がいます。ヘラは実姉でもありました。古代ギリシア最高の女神であり女性たちの守護神でもあるヘラがいるのに……、なぜ次々と女性に手をつけたのでしょうか。
Apollon誕生
Leto(レト)
正妻・実姉・最高位の女神・Hera=Zeus=Leto
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