小説 『クリスマスファンタジー』 【第2回】 北村 俊雄 元カノから20年ぶりに電話が来て、ワンコールで切れた。返信できずにいると…「お前の元カノ死んだんだって、知ってた?」 【前回記事を読む】クリスマスの銀座で、赤いコートの女性と視線が絡まった!目を一瞬離した隙にその女性は…夏人はホームに滑り込んで来たいつもと同じ銀座線に乗った。銀座線に乗った夏人は入り口近くの席を見つけて座った。そして先ほどのことを考えているうちに眠りに落ちてしまった。しばらくして目が覚めた時には渋谷が終点のはずの銀座線がどこか知らない地上を走っていた。電車の外は霧のように細かい雨が降っている。周…
小説 『クリスマスファンタジー』 【第3回】 北村 俊雄 2日続けて宝飾店に立ち続ける中年男。若い女性に「昨日もいましたよね」と声をかけられ、20年前の出来事を打ち明けると…… 【前回記事を読む】元カノから20年ぶりに電話が来て、ワンコールで切れた。返信できずにいると…「お前の元カノ死んだんだって、知ってた?」夕海のことを気にしながら、夏人は翌日も銀座に出かけた。今日はクリスマスだ。夕海と付き合っていた頃、クリスマスイブに銀座に出かけてT&Cに行くのが習慣になった。イブに行けなかった年はクリスマスの日に2人で行った。夏人はブランド品にはあまり興味はない。でも夕海と付き合…