エッセイ 『心に秘めたオパールは虹色の輝き』 【第14回】 丸山 珠輝 「出来損ないの死に損ない」——母から吐き捨てられた言葉は私の心に突き刺さった。いつしか私は自死を考えるようになり… 【前回の記事を読む】生まれてきた赤ちゃんの泣き声は、蚊の鳴くようなか細い声だった。——その後、寝たきりの状態で6年がたち…珠輝には何故かそんな祖父の態度が子供心に引っかかった。珠輝の家ではこの頃から金銭を巡って朝食時の夫婦喧嘩が日課となった。これには父にも大いに責任があるだろう。いくら客商売とはいえ、昼近くに家を出て夜中近くに帰ってくる。その実稼ぎは少なく祖母たちによりかかるような生活態度だった…
小説 『大人の恋愛ピックアップ』 【第112回】 武 きき 「母さん、よかったね。結婚出来て。」息子2人に祝福され、50代で挙げた式。その夜は「今日は初夜だね」とベッドの中で… 【前回記事を読む】姉たちとの温泉旅行を終え一人になった瞬間「あの、すみません少しいいですか」変な人が声をかけてきて...いよいよ、結婚式の当日。朝、十一時に式場に入る。すぐに髪をアップし化粧し一時には写真撮り、俊さんがたくさん撮るよう話している。お姫様抱っこ、色んなポーズを楽しんだ。そろそろチャペルに向かう時間。チャペルに着いたら、みんながいた。とても感動。愛を誓う時、体からこみあげてくる涙が、…