エッセイ 脳卒中 エッセイ 家族 2021.12.08 「この病院やっぱりやばい!」ひどすぎる対応に積もる不信感 母しゃんは脳卒中 【最終回】 ぴかりん 仕事から帰ってくると、「気分が悪い」と訴える母親。急いで救急車を呼ぶと脳卒中と診断され、そのまま入院に。初めての脳卒中、入院生活――。いつでもポジティブな母親と家族の笑って泣ける闘病生活を、コミックエッセイでお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 本記事は、ぴかりん氏の書籍『母しゃんは脳卒中』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、編集したものです。 【関連記事】「病院に行って!」背中の激痛と大量の汗…驚愕の診断結果は
小説 『毎度、天国飯店です』 【第6回】 竹村 和貢 サークル勧誘チラシの前で、『徒然草』を抱えた美人と出会った…。 天国飯店の定休日は毎週火曜日。アルバイト生四人で、月曜から土曜の間の五営業日を分担する。四人のうち誰か一人が二営業日に入る。その者以外の三人のうちの一人が日曜日に店に入る。日曜日は大学が休みなので、朝の十時から閉店の午後九時まで十一時間店に入ることになる。「ほな、俺、明日もバイトやさかい、おっちゃんに自分のこと話してみるわ。多分、おっちゃんも構へん言わはる思うねんけど」夏生は、「できない」とは思…
小説 『天命愛憐』 【第7回】 せと つづみ 「社会を変えれば、貧しい人たちは救われる」労働者の集会で…それって本当? 敬明と別れた帰り道、わたしはあることを思いつき、遠まわりして図書館へ行ってみようと思った。『告壇』を見たかったのだ。わたしは婦人雑誌以外は読まなかったが、学校へ通っていた頃は、たまにだが、図書館で本を借りて読んでいた。新聞はまともに読んだことはないが、なにが書いてあるかぐらいはわかる。たぶん。 図書館へ行く途中、広場で男の人たちが集会をしているのを見かけた。労働者の集会らしかった。『勝手に賃金を…