エッセイ 脳卒中 エッセイ 家族 2021.12.08 「この病院やっぱりやばい!」ひどすぎる対応に積もる不信感 母しゃんは脳卒中 【最終回】 ぴかりん 仕事から帰ってくると、「気分が悪い」と訴える母親。急いで救急車を呼ぶと脳卒中と診断され、そのまま入院に。初めての脳卒中、入院生活――。いつでもポジティブな母親と家族の笑って泣ける闘病生活を、コミックエッセイでお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 本記事は、ぴかりん氏の書籍『母しゃんは脳卒中』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、編集したものです。 【関連記事】「病院に行って!」背中の激痛と大量の汗…驚愕の診断結果は
小説 『大阪弁で読む『変身』[注目連載ピックアップ]』 【第2回】 作者/フランツ・カフカ 翻訳者/西田 岳峰 【カフカの名作を大阪弁で!?】「グレゴール!まだ家におったんかいな。 どないしてん?」名前を呼ばれて答える自分の声にギョッ!? それに列車に追いついたところで社長の大目玉は避けられん。なんせ使用人が五時の列車に合わせて待っとってグレゴールの遅刻をとうにチクっとるわけやから。こいつは社長のお気に入りやった、性根も頭もないくせに。それか、病気や言うたらどないか? いやいやこれほどカッコ悪うて怪しい言いわけもなかろう、グレゴールは五年勤める間病気になったためしがない。社長が健康保険組合の医者を連れて来て、両親をグータラ息子のこ…
小説 『浜椿の咲く町[人気連載ピックアップ]』 【第19回】 行久 彬 彼女とは子猫を拾うような出会いだった――真夜中に叫び声のような悲鳴が聞こえてきて… 「これ使って。どこから?」そう言いながら美紀は助手席に乗せた女に後部座席に置いていたタオルを取り出して手渡した。「東京からです」「ホテルは?」「まだ決めていません」弱々しく消え入りそうな声でそう答えると女は渡されたタオルで申し訳無さそうに雨に濡れた顔や髪を拭き始めた。美紀は車のキーを回した。エンジンの微かな振動がハンドルを通して美紀に伝わり、フロントガラスのワイパーが軋んだ音を立てて左右に動き出…