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どのように解決したらよいのか
さて、この【事例3】は「何でも言いなさい」のゲームが行われています。「何でも言いなさい」というゲームは、例えば次のような教師と生徒の関係を例にするとわかりやすいと思われます。
すなわち、教師は、それとなく生徒を誘導することによって、同僚教師の悪口からPTAの間での自分の評判などを自由に聞き出すことができるわけです。
言い換えると、オブザーバーとして私を呼んだが、私がいくら良い提案をしても、事業部には私を称賛する意図は始めから一切なかったのです。
このように、この「何でも言いなさい」は、組織のなかで悪意を持って非常によく使われるゲームなのです。 さて、一体どうすれば、この「何でも言いなさい」というゲームから逃れることができるのでしょうか?
もし、そういう方法を好まない役員だったならば、もうその事業部とは付き合わないことが重要でしょう。「君子は危うきに近寄らず」という戦法で対抗するわけです。
「何でも言いなさい」のゲームの対処法
相手が「何でも言いなさい」のゲームを仕掛ける可能性があるならば、近寄らない。そして、相手を介さずに、自分の意見を主張する方法を見つける。