紋黄蝶もんきちょう緑の木立くぐり抜け 孤独にえて舞い過ぎ去った

 

幾羽いくわもの野鳥の群れに驚きと 蜻蛉とんぼ一匹漂うを見る

 

草の上木々のかたわらあちこちに 紋白蝶が清純せいじゅんに舞う

※本記事は、2015年12月刊行の書籍『歌集 漣の夢』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。