雨粒あまつぶしたたり受ける春の宵 ポツリ濡れてもまた気持ち良い

 

晴れやかな日曜の朝深呼吸 陽光ようこう浴びて草木くさき息づく

 

鴇色ときいろに此の上も無くうるわしく 空が照り舞う春の夕暮れ

※本記事は、2015年12月刊行の書籍『歌集 漣の夢』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。