オカダカツミのための議会か? 最初の公開質問状
村は出土した遺構と出土品の重要性を理解していないように思えた。
オカダ村長は発掘調査の報告書を公開しようともせず、用途のよくわからないビジターセンターを建設しようとしている。議会は承認しているのか?
私は思い悩んだ末、阿智村議会議員に公開質問状を出すことにした。以下はその引用である(誤表記や表現の整理は行ったが、内容は改変していない)。
よりよい阿智村のため、皆様の日々の議会活動につきましては大変にご苦労さまであります。
さて、村長におかれては平成15年から全村博物館構想を立て、さまざまな活動を行っておられますが、園原資料館建設を具現化され、付帯便所の建設に取りかかりましたことは議会も承知しておられると思います。
建設予定地が埋蔵文化財区域といううことで発掘調査が行われ、出土品・遺構などが発掘されたようですが、いまだその報告書が住民に示されていません。
園原に在籍する者にとり、歴史の里が遺構として具現化された現実をみますと、その将来に大きな希望と、あわせて歴史の証人としての重責を担った感を禁じえません。
2月19日、村長宛に要望書を提出いたし、2月27日に村長と話し合いをもっていただいたところ、「議会では承知している。公開にて議会判断を仰ぎたい」と申されました。
要望内容に適したお答えとは思えず、苦慮のうえ、議会の皆様方に、次のような質問を設定しました。どうか議員の皆様方のご判断ご回答を仰ぎたく、よろしくお願いいたします。
なお、この質問状は村長から、情報誌、村内TV、インターネット上での公開を希望されましたので、議員の皆様の回答もそのように公開をしていただきたくお願い申しあげます。
[公開質問内容]
一 要望書内容について議会側の判断
二 ビジターセンター建設事業と園原資料館報告書との関連性
三 経済活性化課長と議会産建委員長の地方自治法および地方公務員法の抵触
四 各質問内容は詳細質問をもっております、詳細質問にもお答えいただくようお願いします。
阿智村智里 熊谷章文
一昨年、T道NPO法人代表ハネダ氏が村長委託による園原資料館建設報告書を作成するにあたり、西地区・園原部落双方へ出向かれ「園原資料館建設報告書作成までの考え方」の説明を行っています。
その後、報告書は策定され村当局へ提出されていますが、園原部落へは報告書の説明や配布はされておりません。
昨年三月に、公衆便所が建設されることになり発掘調査が行われた結果、「遺構・出土品」として埋蔵文化財が現実のものとされました。
今年一月半ば、園原部落会にヤマガミ参事が出席され、「ビジターセンター建設のプロポーザルを公募している。建設場所は資料館建設予定地、遺構については記録に留める」との話がされました。
急遽、わけのわからない事業が進められることはなぜか?