歯医者より入れ歯授かり食物の 豊かに実る生を得る哉
雨音の琴の微かな雅の音 夢実現の世より響いて
雲厚く五月雨の降る初夏の候 雨天に轟く雷鳴の音
50代のある日気がついた。目に映るものはどれも故郷を重ねて見ていたことに。
そう思うと途端に心が軽くなり、何ものにも縛られない自由な歌が生まれてきた。
たとえ暮らす土地が東京から中国・無錫へと移り変わり、刻々と過ぎゆく時間に日々追い立てられたとしても、温かい友人と美しい自然への憧憬の気持ちを自由に歌うことは少しも変わらない。
6年間毎日感謝の念を捧げながら、詠み続けた心のスケッチ集を連載でお届けします。
歯医者より入れ歯授かり食物の 豊かに実る生を得る哉
雨音の琴の微かな雅の音 夢実現の世より響いて
雲厚く五月雨の降る初夏の候 雨天に轟く雷鳴の音