俳句・短歌 句集 2021.06.30 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第17回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 測量の杭打たれたる残り菊 大学ののつぺらぼうの影に霜 踏切を真昼の電車初時雨
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【第20回】 武 きき 夜、二人きりになった途端に抱きついてきた夫。「一日中、部下に取られていたから…早くおいで」と言って私の手を引っ張り… 【前回の記事を読む】妻と二人きりの休日のはずが、今日は部下が遊びに来ていた。「いつもなら妻の太もも枕でいい気持ちになっている時間なのに…」「出来ましたよ。どうぞ」テーブルいっぱいにピザとパスタ。「おおー、美味しそう!」「これはパイナップルと生ハムで作ってみたの。丈哉さん、パイナップル大好きなんです」「あれ、僕も食べていいのかなぁ~、香子さん」「ごめんなさい。どうぞ。うふふふ」「凄く、美味しかった…
小説 『大人の恋愛ピックアップ』 【第110回】 春乃 夜永 2回目はネカフェだった。部屋タイプを聞かれて、「漫画を読むだけ」と倒れるシートを選ぶ。店員とは目を合わせられなかった。 【前回の記事を読む】中国人彼氏と母の初対面。別れさせようと、「昔近所にいた、●●の足りない男の子みたいね」と衝撃の失礼発言。マンションの非常階段から見た空は、世界を閉め切る暗幕のようだった。一ミリも光を漏らさない空に、山の影が焼きついている。その中腹に赤い光が点滅していた。弱い明かりは徐々に強まっていき、天体のように輝いたあと、また小さくなっていく。気がつくと足を止めて、その瞬きを見ていた。いつ…