俳句・短歌 句集 2021.06.24 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第16回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 吹き降りの一夜明けたる案山子たち 下草の風はきまぐれ赤とんぼ いつしんに風を集めて鳥おどし
小説 『大人の恋愛ピックアップ』 【第68回】 鈴木 恋奈 彼の父親と私の母が不倫。親族双方殴り合いの大事件になった。だが、彼の母親は「慰謝料は要らないから」とだけ言って姿を消し… 【前回の記事を読む】彼にピアスが増えたら、私は自分の耳にも印をつけて、ニードルを取り出す…「痛い痛い!」それでも彼とお揃いがよかった私たちは新潟県の外れにある小さな町で育った。私は、ボロボロのアパートで生まれた。母親の稼ぎが少なく、泣く泣く住んでいた。幼少期に千春がそのアパートの隣の部屋に引っ越してきたのだ。千春の母親の後ろに隠れる彼の光る涙は私の心を潤した。今でも鮮明に思い出せる。彼の目は女の…
小説 『超能力探偵 河原賽子』 【第40回】 春山 大樹 「母は相当ひどい状態」と聞き、久しぶりに上京した母に「健康だよね?」と聞いた。すると、しばしの沈黙をはさみ… 【前回の記事を読む】「電子レンジでチン」されたような最期…皮膚は白くふやけ、膨張した顔面。わずか5分の間に起った惨事だった。翌朝、麻利衣が事務所に出勤し、朝のコーヒーを飲んでいた賽子に挨拶すると、彼女は立ち上がって言った。「お客さんか」慌てて振り向くとそこには小百合が笑顔で立っていた。「お母さん! 何してるの!」「ほら、やっぱり娘がお世話になってるんだからご挨拶しておかなきゃと思ってね。あの、娘…