網越しに 鳴く虫の声 響きいて 蝉鳴きいたる 夏のなつかし
空と海 触れし群青を 眺めしが ワイキキの浜 思い出は白
「宇宙」に 行ってくるぞと 宣言し オハウの海に 十日遊びぬ
50年近く弁護士として活動した著者の急がず、惑わず、実直に生きた78年間の人生が詰まった短編集。
先行きの見えない不況や震災などで何かと暗い話題が多く、希望や生きる活力が見いだしにくい世の中にあって、生きることの素晴らしさ、日々の美しさをもう一度気付かせてくれる短歌集を連載でお届けします。
網越しに 鳴く虫の声 響きいて 蝉鳴きいたる 夏のなつかし
空と海 触れし群青を 眺めしが ワイキキの浜 思い出は白
「宇宙」に 行ってくるぞと 宣言し オハウの海に 十日遊びぬ