歴史ある 温泉に浸たれり 我独り 美味き地酒を 湯に浮かべつつ
陸奥の 彩匂う 季に来て 芭蕉の句碑を 我触れてみん
閑けさの 今雑踏に 変りいる 山寺に来て 芭蕉を思う
50年近く弁護士として活動した著者の急がず、惑わず、実直に生きた78年間の人生が詰まった短編集。
先行きの見えない不況や震災などで何かと暗い話題が多く、希望や生きる活力が見いだしにくい世の中にあって、生きることの素晴らしさ、日々の美しさをもう一度気付かせてくれる短歌集を連載でお届けします。
歴史ある 温泉に浸たれり 我独り 美味き地酒を 湯に浮かべつつ
陸奥の 彩匂う 季に来て 芭蕉の句碑を 我触れてみん
閑けさの 今雑踏に 変りいる 山寺に来て 芭蕉を思う