俳句・短歌 句集 2021.04.28 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第8回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 農道のホース水噴きトマト熟れ 原発に隣る湾なり法師蝉 刈り残す稲穂に雨の降る日かな
小説 『大人の恋愛ピックアップ』 【第68回】 鈴木 恋奈 彼の父親と私の母が不倫。親族双方殴り合いの大事件になった。だが、彼の母親は「慰謝料は要らないから」とだけ言って姿を消し… 【前回の記事を読む】彼にピアスが増えたら、私は自分の耳にも印をつけて、ニードルを取り出す…「痛い痛い!」それでも彼とお揃いがよかった私たちは新潟県の外れにある小さな町で育った。私は、ボロボロのアパートで生まれた。母親の稼ぎが少なく、泣く泣く住んでいた。幼少期に千春がそのアパートの隣の部屋に引っ越してきたのだ。千春の母親の後ろに隠れる彼の光る涙は私の心を潤した。今でも鮮明に思い出せる。彼の目は女の…
小説 『スタンド・ラヴ』 【第6回】 惣才 翼 「試合が終わったら、2人だけでゆっくり続きをやろうや」万引きする現場を目撃されてから強請られるようになり… 【前回の記事を読む】「ずっとポケットに手を突っ込んでいるのは、なんで?」彼は笑って僕の腕を掴み、手をその中に……ポケットの袋は貫通していて…後半戦の開始を告げるホイッスルが鳴った。円陣を組み、声を掛け合ってチーム・メートは各々のポジションに散った。恭平は再度、佳緒里の姿を確認してから視線をグラウンドに戻し、眉間に皺を寄せ目を細め軽く下唇を噛んだ。視神経よりむしろ後頭部の辺りに神経を集中させ、鼻か…