小説
『月川みのり・新作公開記念!『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』ピックアップ』
【第4回】
月川 みのり
【前回記事を読む】2度目のキスは、あの夜よりも深かった…「いいですか」という彼の吐息が熱い。頷くと彼は、私の体の隅々まで優しく触れてきて…鳥の声で目が覚めた。畳の上に敷かれた布団の中で、よし子はしばらくぼんやりしていた。体が温かい。いつもとは違う温かさだった。隣に雅彦がいた。白い掛け布団から覗く広い背中。規則正しい寝息。昨夜のことが一気に蘇り、よし子の顔に血が上った。本当に、してしまったのだ。体…