俳句・短歌 句集 2021.04.14 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第6回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 降る雨の紫陽花あじさい浸すほどならず 大仰おおぎょうな風鈴売に道譲る 落款らっかんのごとく並べて余り苗
小説 『大人の恋愛ピックアップ』 【第68回】 鈴木 恋奈 彼の父親と私の母が不倫。親族双方殴り合いの大事件になった。だが、彼の母親は「慰謝料は要らないから」とだけ言って姿を消し… 【前回の記事を読む】彼にピアスが増えたら、私は自分の耳にも印をつけて、ニードルを取り出す…「痛い痛い!」それでも彼とお揃いがよかった私たちは新潟県の外れにある小さな町で育った。私は、ボロボロのアパートで生まれた。母親の稼ぎが少なく、泣く泣く住んでいた。幼少期に千春がそのアパートの隣の部屋に引っ越してきたのだ。千春の母親の後ろに隠れる彼の光る涙は私の心を潤した。今でも鮮明に思い出せる。彼の目は女の…
小説 『浜椿の咲く町[注目連載ピックアップ]』 【第23回】 行久 彬 高校卒業と同時に就職し、5歳年上の彼氏ができた。左耳にピアスをした軽薄そうな男だったが、ある日仕事終わりにロッカーで… 【前回の記事を読む】暴風雨の中「漁師の手本を見せたる」と漁に出た夫が帰ってこない…翌朝、舵にしがみついたままの遺体となって発見された。熟練者にはモタモタと映る康代の作業を見てそんな嫌みをよく言われた。しかし、時間が経つにつれて作業にも慣れ、コツも掴み熟練者と遜色の無い時間で捌けるようになった。作業をしているのは全員女性で、ステンレスの作業台に並んで座り魚を捌いた。作業には慣れたが、夏場は何ともな…