著者・村瀬英晃氏と個性豊かな社会人で行っている勉強会、学生時代の恩師とのやりとりから生まれた自由な発想やアイデアで問題解決に繋げる水平思考について連載形式で紹介します。
自然環境保護NGO団体WWF
「シナリオは 減らす改善 進めてから 置き換え進め 脱炭素化に」
「限りなき 資源消費の 行く末は 生態系の バランス崩壊」
「CO2を 食べる怪獣 映画化し 社会の関心 啓蒙できぬか」
学際的な研究は、有識者が集まってできるかもしれないが、具体的な活動を実践する主体への働きかけなくして目標は実現できない。ここでは、地球環境を守り人類と自然が共存できる未来を築くための活動を行う、世界最大規模のNGO、WWFの理解を深めたい。
さて、現在、日本におけるCO2排出量は、約8割が企業・公共部門からである。
企業が地球温暖化の防止に鍵となる役割を果たす主体ともいえる。
そこで、WWFは、温暖化防止に積極的な姿勢を見せている世界の企業と協力して、実質的なCO2の排出削減と、それを新しいビジネスの展開に結び付けてゆくことをめざしたプログラム(「企業の温暖化対策ランキング」プロジェクト(2014年~))を開始して現在に至っている。
企業の環境報告書やCSR報告書等の情報に基づき、各社の取り組みレベルを点数化し、業種別に、企業の温暖化対策ランキングを付けて報告書を発行している。
WWFジャパンが重視する評価対象は、取り組みの実効性やライフサイクル全体を見据えた取り組みの内容の有無、さらには、再生可能エネルギーの活用に対する積極性といった点である。