1.出会い

まずは自己紹介から。

私は福岡に住む40代の会社員。好奇心旺盛で、いろんなことに興味を抱き、社会人になって習ったこと、関わったサークルは数知れず。茶道、イタリア勉強会、ワイン、フルート、コーラス、コーチング、フラダンス、朗読…といろいろ。また幼稚園時代の恩師にはじまり、その時その時で素敵な方々との出会いに恵まれているのは、本当にありがたいことで、その人脈は私の財産。

“マイルストーン”のヨシホさんとの出会いも面白いものだった。去年(2008年)からシリーズで開催されていた大学の「感性」に関する無料講座に通っていた。ある回で、ヨシホさんが関わっておられる先生が講師で招かれており、ヨシホさんも富山からいらっしゃっていた。講座主催の教授は、終了後の懇親会に受講生にも参加を募られた。私は講義の最中から、美しく仕事がデキるという雰囲気をお持ちのヨシホさんに惹かれており、会場に向かう地下鉄で声をかけ、宴会が終わるまでずっと話した。しばらくイベントの準備で福岡にいらっしゃるとのことで、さっそく翌日食事をご一緒し、その後も福岡に来られる機会があり、そのたびにお会いした。心を分かちあえる人に巡り会えたことが嬉しかったものだ。

「この方とはずっとご縁がある」と感じる能力は人一倍あるようだ。そう思うと積極的に話しかける。あまりありえない状況で知り合い、おつきあいを続けている友人がとても多いのも私ならではだと思う。そしてそのつながりは大切にしている。

友人の職場を訪ねた時そこにいらした友人の同僚、旅先の友人と一緒に一晩だけ食事をした方、交通事故の被害者として入院した病院の看護師、東儀秀樹氏のコンサートで出待ちしていて仲良くなった女性、劇団四季『オペラ座の怪人』の魅力を語る座談会(テレビ番組用)で一緒になった女性などは、ユニークな出会いの例。

中学1年時の担任の先生、20歳記念の初めての海外旅行で同室だった一つ上の東京の女性、入社間もないころの上司たち、十数年前に県青少年対策課主催の「青年の船」に乗船した折の課長や同行取材の記者、そんな方々と、今もメールやブログで情報交換をしたり、たまに電話で話したり、会って食事をしたり。

おかげで友人知人は、老若男女、日本全国、世界各国、いろんな所にいる。今はEメールという便利なものがあるが、昔はせっせと手紙を書いており、月20~30通は出していた。知り合いが多いと、どこへ行っても力になってくれる人がいて、何げない会話から自分の知識や興味の範囲が広くなるのもありがたいことだ。なにより、友人の存在が支えになっているし、毎日が楽しい。

これから仕事や趣味や旅などについて、思うままを綴らせていただく。この場で皆さんと出会えることに感謝して…。