【旅の歌】
平成二十四年
*国東半島・両子寺
国東の古刹静かに鎮座して散り急ぐなり満山もみじ
神医歌壇
平成二十五年
*沖縄・座間味島・ザトウ鯨を見て
波がしら風に舞うなか一瞬に尾ビレ返して夢と消えゆく
神医歌壇
*渥美半島・伊良湖岬・同地の早世した同級生を想いて
伊良湖岬なの花畑海見えて高く舞い立つ鵜のとり一羽
医師として、多くの命と向き合ってきた著者が綴る、日常、仕事、家族のこと――。
本書では、著者が趣味で書き溜めた短歌を一冊にまとめた。
季節の歌や旅の歌に加え、本業である医者としての日常や患者との出会いなどに関する歌も収められている。
温かな生命が宿る短歌を連載でお届けします。
【旅の歌】
平成二十四年
*国東半島・両子寺
国東の古刹静かに鎮座して散り急ぐなり満山もみじ
神医歌壇
平成二十五年
*沖縄・座間味島・ザトウ鯨を見て
波がしら風に舞うなか一瞬に尾ビレ返して夢と消えゆく
神医歌壇
*渥美半島・伊良湖岬・同地の早世した同級生を想いて
伊良湖岬なの花畑海見えて高く舞い立つ鵜のとり一羽