ノルウェーの森に棲む大型猫は生後四、五年が成長期だ、という言葉を信じて、あの頃はカロリー制限もしないでご飯を沢山食べさせていた。彼女も食欲旺盛で

「まだ、ご飯貰ってませんけど」

という顔をして、一瞬で空にしたお皿の前に座ってたっけ。

今も空の皿は主を失ったまま、ぽつんとケージの中に居残っている。そこへ猫さんのプレートを置いてみる。写真の猫さんは可愛く、ふてぶてしく、優しそうに見えるし、実際そうだった。

これからは、その皿の上が君の居場所だよ。私は猫さんに話しかける。

これからもずっと一緒だよ。

お出かけする時は推し活グッズの様にポーチに入れて連れて歩くからね。

大好きなヒヨコのぬいぐるみや耳かきも一緒だよ。

いつまでも大好きだよ。

闘病生活お疲れ様、よく頑張ったよね。本当にありがとう。

ずっと忘れない、いや、忘れられないからね。

助けられなくて申し訳ないと思うけど、これだけは信じて。

寂しくて、虚しくて、辛いけど、あなたに出逢えて本当に良かった。

私は世界で一番恵まれた飼い主でした。

(おわり)

本連載は、今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

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