2015年1月に策定された新オレンジプランには、これまでの施策方針を転換して、新しい様々な試みが盛り込まれています。

新オレンジプランの基本的な考え方は、認知症の人の意思が尊重され、住み慣れた地域で心穏やかに過ごせる環境のもと、自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す、というものです。

同プランは、認知症の人を支えることではなく認知症の人とともにより良く生きていく環境を創り出すことが必要であるとしています。

高齢者が多くなったわが国では、認知症は重要な病気となりました。高齢になれば誰でもなる可能性のある病気です。それでは、私たちは認知症にどのように立ち向かっていけばよいのでしょうか。

認知症の問題は、G8(G7)の中など世界レベルの議題としても取り上げられています。

高齢化の先頭を走る日本がどのような方針を示すのかを、世界が注目しているのです。