五月十三日(火)
この日は秋葉原で一件だけ仕事があった。会社の体制の不備で、社内でパワハラが増え、雰囲気が悪くなっている事に気づいているが、黙っている。もう早く帰る必要は無いのだが、早く帰りたい。猫さん以外の事を考えたくもない。
帰宅してメールをチェックすると、猫さんの保険会社から、医療費の中で私が立て替えておいた分が振り込まれていた事を知った。その額三十一万円余り。
かかりつけ医は保険会社との提携関係なので、かかった医療費の三割を支払えば済んだのだが、二次病院は提携先ではないので、一旦こちらで全額立て替えて、後に七割分を振り込んでもらう事になっていた。高額なのに、領収書をきちんと添付すれば支払いを渋る事無く速やかに支払ってくれた保険会社に対して、心の中で手を合わせる。
猫さんを助けようとする活動の中で、資金面のバックアップをしてくれたのは保険会社だった。保険金支払額の記録を読み返してみると、猫さんが形質細胞腫にかかってから、六十万二千九百十円が保険会社から支払われていた。契約によると、一年間の保険金支払限度額は七十万円なので、あと十万円しか払ってもらえない事になる。
次回更新は10月25日(日)、11時の予定です。
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