五月十日(土)

息子の幼稚園行事のピクニックは大雨のため、公園から園内へと場所が変更になった。猫さんを荼毘に付した時はもっと降っていたなと思い返す。ただ、悲しみの押し寄せは止まったようだ。しかし、油断は禁物だった。園長の挨拶で『神様』という言葉が出た瞬間、涙が溢れそうになった。天国で神様と戯れる猫さんのイメージが湧いてきたのだ。

夜、猫さんのちゅーるを買いに通ったスーパーへの道すがら、猫さんに頑張ってちゅーるを食べさせていた事の是非を考える。苦しかったのでは? 食欲が無いのに無理に食べさせられるのはどうなのだろう? 食べられないのなら静かに何もせずに逝かせるべきだったのでは? 私は間違っていたという考えに囚われる。

でも、一日でも、いや半日でも元気でいて欲しかったので、時が遡れば、また同じ事を繰り返していただろう。

私は愚かだ。相手の事情を考えられずに、自分の都合ばかり。

でも、愛していた。許される理由にはならないけれど。