ここでちょっと一休みして、留年中の遊びの話題に戻したいと思います。
夏に友人と三人で初めて三宅島に遊びに行きました。新島のほうが海水浴場としても若者や女性に人気があったようですが、そこまでの旅費が足りなかったので、三宅島に決めました。見知らぬ人との出会いを求めるのも旅行の目的の一つでした。
島の周囲を自転車で走っている途中に、ある女性たちと親しくなり、楽しく会話したり、一緒に写真に収まったりしました。
そして、旅行から帰って半年くらい過ぎた頃に、ふとその時知り合った女性から私宛に、「横浜へ遊びに行きたいので会ってほしい」と手紙が届きました。しかし私はこの三ヶ月前に今の妻と知り合い、付き合いを始めたばかりでした。そこで、妻も同伴の上、一緒に旅行した友人にも同行してもらいました。
彼女には残念な思いをさせてしまいましたが、彼女との関係はそれっきりで終わりました。事前にハッキリ断るべきだったと、自分の行動を後で大いに反省しました。お互いにタイミングよく相思相愛になるということは難しいもので、なんでも自分の思うように上手くはいかないものだと深く感じました。
学生時代は休みもお金もないので、里帰りはなかなか難しかったのですが、一度慣れない特急寝台列車で帰省したことがありました。当時の寝台列車は上・中・下で寝台が三段式になっていました。私が利用したのは上寝台で、運賃は一番安いですが天井に頭が当たるほど窮屈なところでした。
深夜、ぼんやりしながらトイレに起きて自分の上寝台に戻ろうとして、間違って中寝台に寝転がってしまいました。すると、女性が「キャー」と大きな悲鳴を上げ、周りの乗客も飛び起きて「どうした!」と寝台から出てきました。
二十歳そこそこの真面目な青年だった私の間違いを、優しい三十代くらいのお相手は許してくださり、周囲の皆さんも安心して自分の寝台に戻っていきました。もし現在の世の中だったら、痴漢行為とみなされていたかもしれません。
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