手術の後遺症と抗がん剤副作用への想い

手術の後遺症、抗がん剤の副作用で自分の身体をコントロールできない。特に抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常細胞まで殺してしまいます。

私は自分の意思と責任で抗がん剤の服用を中止しましたが、そう決断したのは肝臓の機能がすごく弱っていると感じた、自分自身の直感を信じたからです。

皮膚、爪、涙腺、味覚細胞などが壊れるのは、すごく不便ですが、肝臓などの重要器官が壊れるのは、何としてでも避けなければなりません。

抗がん剤は止めどきの判断が難しいので、基準として、標準治療では平均的な服用期間が決められているのでしょう。抗がん剤が強く効くのか弱く効くのかは人によって違いますから、抗がん剤の止めどきは、身体と相談して自分自身で決断すべきだと私は思っています。

スキルス胃がんを発症して思ったのは、医師も治療方針に関していろんな考えの方々がおられるということです。

突然ですが、弟の話をします。

弟は、私から2年後れて61歳のとき、直腸がんが発見されました。すでに肝臓にも転移しています。

直腸は手術で取り除き、肝臓がんは抗がん剤で縮小させてから切除する治療方針です。手術は無事に成功し、肝臓がんもきれいに取り除きました。

問題はこのあと、転移・再発を防止するために、抗がん剤の点滴をするかどうかです。肝臓がんの場合は、入院して点滴での抗がん剤治療になります。

弟の担当医師は大学病院の医師で、弟の楽天的な性格を知って言われたのかはわかりませんが、「抗がん剤を点滴してもしなくても、がんが発症するときは発症します。点滴しないで体力を温存したほうがよいです」と言われたそうです。

私は弟に、「良い医師に当たったね」と言いました。その後、弟は転移・発症はしていません。

標準治療は、現在の医療水準で臨床試験などを経て、すでに確立された治療法です。

でも、がん治療での標準治療は、抗がん剤で効果があった人と、効果がなかった人との平均で確立された治療法ですから、【平均】ではなく、患者一人一人の症状や治療の経緯、性格などに合わせた治療方法も必要だと思っています。

そんなふうに私は考えるようになりました。

 

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